【イベント】田淵幸一氏と松本匡史氏がトークで6月のファーム戦をPR

プロ野球の阪神や西武で主砲として活躍した田淵幸一氏(68)と、巨人の一番打者として活躍しセリーグのシーズン盗塁記録を持つ松本匡史氏(60)が26日夜、三条市のホテルでトークショーをおこなった。6月6、7日に三条パール金属スタジアムで開催されるファーム交流試合・阪神対日本ハム戦のPRのために開かれたイベントで、2人は現役時代の裏話や現在の野球界についてのトークを披露し、集まった約120人の野球ファンを楽しませた。


トークショーでファーム交流試合をPRした田淵幸一氏(左)と松本匡史氏

田淵氏は法政大からドラフト1位で阪神に入団。1975年に13年連続本塁打王を記録していた王貞治氏を上回る43本塁打を放ち本塁打王を獲得。通算474本塁打を放ち、球史に残るホームラン打者として知られる。松本氏は早稲田大から巨人に入団し、巨人の1番打者として2度の盗塁王を獲得。1983年に記録したシーズン76盗塁はセリーグ記録としていまだに破られていない。

トークショーではそれぞれが長嶋茂雄氏との思い出を披露。田淵氏が1973年に巨人戦で3打席連続本塁打を放った時、「ダイヤモンドを周る時に王さんは目を合わせなかったけれど、長嶋さんは『よく打ったね』と声をかけてくれた。あの時から僕は長嶋さんファン」と打ち明けた。

松本氏は「今でも(長嶋)監督の前では緊張する。『伊東会』という地獄の伊東キャンプを経験したメンバーの会に出ると中畑(清・DeNA監督)や定岡(正二・元巨人投手)は平気で長嶋監督に話に行くけれど、自分は直立不動になる」と話し、真面目な人柄を窺わせた。

会場の三条市・越前屋ホテルには約120人が集まり2人の話に聞き入った

三条パール金属スタジアムでは6月6日、7日の2日間、「三条野球まつり」と題してファーム交流試合・阪神タイガース対北海道日本ハムファイターズの2連戦がおこなわれる。三条市でのファーム公式戦開催は今年で7年目。試合前には阪神選手2名のサイン会やキャラクターふれあい会などのイベントもおこなわれる予定。チケットは各コンビニエンスストアで購入でき、前売り券は大人1300円、小中学生500円で未就学児は無料となる。問い合わせは電話0256-32-8911(三条パール金属スタジアム)まで。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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