【高校野球】第3シード十日町、新潟明訓が敗れる 新潟大会3回戦

第97回全国高校野球選手権・新潟大会は18日、4球場で3回戦8試合がおこなわれた。秋春の県王者で12年ぶりの甲子園を目指す第1シードの中越は新発田南にコールド勝ちし4回戦進出を決めたが、春のベスト4で第3シードの十日町、3年ぶりの甲子園出場を目指した新潟明訓が敗れた。19日は4球場で3回戦の残り8試合がおこなわれベスト16が出そろう。

中越×新発田南 3回裏、中越の4番・波方凌選手が右中間適時二塁打を放つ


◎18日の3回戦の試合結果◎

<鳥屋野>
①村松4-3十日町(延長10回サヨナラ)
十高 100 010 001 0  =3
村松 101 100 000 1× =4
(バッテリー)
十高:渡辺、布川、高橋克-中條
村松:小林-近藤光
(本塁打)
村松:藤田(1回・ソロ)

十日町の先発⑩渡辺一茂投手


村松①小林稜投手 延長10回177球を投げ抜いた

②新潟5-0長岡工
新潟 000 041 000 =5
長工 000 000 000 =0
(バッテリー)
新潟:諸橋-小田
長工:黒坂、藤塚-佐藤

新潟①諸橋慶多投手


長岡工の2年生エース①黒坂啓太投手


5回表、新潟の1年生4番打者・森田豪選手の中前適時打で2点を追加


新潟・森田選手の適時打でサウスウィック選手(右)と河内陸選手(中央)の2者が生還

◇新潟・後藤桂太監督の話◇
「冷や冷やだった。(守備で)詰めの甘さはあるが、みんなで頑張ることができた。きょうはナイスゲーム。諸橋は立ち上がり硬かったが、途中で修正して緩急をつけてうまく打ち取れた。しぶとく守れるチームになった。きょうは大越(篤甫選手・2年)。左投手を想定していたので右打者ということで起用したが貴重な適時打も含む3安打で期待に応えてくれた。(次戦・村松戦へ)私の地元(五泉市)でみんな知ってる選手。何とか負けないように頑張りたい。これからはもっと執念がないと勝ち上がれない」

◇新潟・諸橋慶多投手の話◇
「初回に力が入ってしまったのがきょうの反省。牽制でアウトにできたのが大きかった。そこから周りの表情が見えるようになって力が抜けた。(スタミナは)大丈夫、疲れはない。(長岡工については)学校の昼休みにビデオを見て打者を攻めるイメージを頭に入れていた。(打撃は)きょうは1、2年生が活躍してくれて、今度は3年生がやらなければいけない。(次戦・村松戦は)投手戦となったら絶対負けたくない。僕自身はまた完封を目指したい」

<五十公野>
①小出4-3五泉
小出 010 200 100 =4
五泉 100 020 000 =3
(バッテリー)
小出:庭山-和田
五泉:廣瀬-江口

②新潟商10-0小千谷西(6回コールド)
谷西 000 000  =0
新商 011 044× =10
(バッテリー)
谷西:五十嵐、長原-岩本
新商:佐藤-落合

<悠久山>
①中越10-0新発田南(5回コールド)
芝南 000 00 =0
中越 802 0× =10
(バッテリー)
芝南:神田-新野
中越:高井、雪野、小河-波方
(本塁打)
中越:入沢(1回・3点)

中越の先発⑩高井涼投手


新発田南①神田竜也投手


1回裏、中越・入沢武弘選手が3点本塁打を放つ 初回の8点が決定付けた

◇中越・本田仁哉監督の話◇
「夏で秋春とは別物の大会という意識で入ったが、甲子園というものを意識しながら1つ1つ落ち着いてプレーできている。それがいい結果として出ている。段々これが厳しい戦いになっていくので、継続して、ここぞの勝負どころで100%、120%の力が出せるかがカギになってくる。今のところは選手たちを頼もしく見ている」

◇中越・波方凌選手の話◇
「(3回の適時二塁打は)アウトコースの直球。1打席目にボール球に手を出してしまい、チームに迷惑をかけた。そこで思い切りのよさがなくなると4番らしくないスイングになると思ったので、アウトコースに絞って思い切りスイングすることを心掛けた。(捕手としてリードに気を付けていたことは)いつも通りの投球をすれば打たれないと思っていた。一戦一戦目の前の試合を勝ちきることを意識してやりたい」

②上越総合技術9-1新潟青陵(8回コールド)
上総 110 030 04 =9
青陵 001 000 00 =1
(バッテリー)
上総:閏間-坂口
青陵:渡辺、佐藤、金子-鷲尾上越総合技術の主将①閏間涼投手


新潟青陵の先発①渡辺真也投手

<佐藤池>
①柏崎4-3白根(延長10回サヨナラ)
白根 000 002 010 0  =3
柏崎 010 020 000 1× =4
(バッテリー)
白根:秋元-桑原
柏崎:山本、村山太-米山
(本塁打)
柏崎:山本(2回・ソロ)

②帝京長岡7-4新潟明訓(延長13回)
帝京 000 300 001 000 3 =7
明訓 200 100 010 000 0 =4
(バッテリー)
帝京:バンゴーゼム、藤塚-樅木
明訓:小池、相田-海老名

新潟明訓をくだし校歌を歌う帝京長岡の選手たち(写真提供:広沢妙子さん)


◎19日の3回戦の試合予定◎
<鳥屋野>
①関根学園(10:00)開志学園
②柏崎工(12:30)新発田中央

<五十公野>
①村上桜ヶ丘(10:00)三条東
②新潟工(12:30)三条商

<悠久山>
①新潟産大附(10:00)新発田農
②北越(12:30)糸魚川白嶺

<佐藤池>
①加茂暁星(10:00)長岡高専
②小千谷(12:30)日本文理

(取材・撮影・文/岡田浩人 取材・撮影/松井弘恵 情報協力/各地の皆様


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です